
3月9日、本校校内にて表彰式が行われ、英語通訳・翻訳科2年の小猿桜花さんが、長年にわたるボランティア活動への貢献を称えられ、「独立行政法人国立青少年教育振興機構 理事長賞」を受賞しました。
小猿さんは、奈良県にある国立曽爾青少年自然の家が主催する体験活動プログラム「そにっとキャンプ」に毎年ボランティアスタッフとして参加し、小学生・中学生の子どもたちに寄り添いながら、効果的で安全、そして有意義なキャンプ体験ができるよう活動を支えてきました。
国立曽爾青少年自然の家は、豊かな自然環境の中で青少年の体験活動や交流活動を行うことを目的とした施設で、自然体験や集団生活を通して子どもたちの成長を育むさまざまなプログラムが実施されています。
「そにっとキャンプ」は、発達に特性のある児童生徒や、社会生活に困り感を抱えている小中学生とその保護者を対象としたキャンプ活動です。豊かな森の空気とゆったりとした時間の中で、子どもたちが心も体も開放しながら新しい出会いを生み出すことを大切にしています。また、チーム活動を通して仲間と協力しながら課題を乗り越える経験を重ね、達成感や自信を育むことも大きな目的の一つです。活動の集大成としては、子どもたち自身が話し合いながら「自分たちだけのキャンプ」を企画し、実際に実行するプログラムも行われています。こうした体験を通して、子どもたちの主体性や協力する力を育むことが目指されています。
小猿さんはこうした活動の趣旨に深く共感し、子どもたち一人ひとりの気持ちやペースを大切にしながら、安心して活動できる環境づくりに尽力してきました。社会的な支援を必要とする子どもたちやその家族に寄り添う姿勢と高い社会貢献意識も、今回の受賞につながった大きな理由の一つです。
キャンプでは「さく」というボランティアネームで親しまれており、子どもたちからも「さく!」と声をかけられる人気の存在です。明るく親しみやすい人柄で、子どもたちの気持ちに寄り添いながら接する姿は、多くの参加者やスタッフから信頼を集めています。子どもたちにとっても「さく」は身近で頼れるお姉さんのような存在であり、小猿さんのことが大好きな子どもたちも多いようです。
小猿さんは非常に明るく活発な性格で、子どもたちと関わることが大好きな学生です。また旅行も大好きで、海外へ一人旅に出かけるほど行動力にあふれています。新しい環境にも積極的に飛び込み、さまざまな経験を重ねていることも、小猿さんの大きな魅力の一つです。
こうしたボランティア活動は高校1年生の頃から始め、毎年継続的かつ積極的に参加してきました。多い年には年間で1か月以上に相当する日数をボランティア活動に費やしており、子どもたちのために長期間にわたり尽力してきました。長年にわたる地道な活動と子どもたちへの深くて温かい関わりが評価され、今回の受賞へとつながりました。
表彰式では、少し恥ずかしそうにしながらも嬉しそうな表情を見せる姿が印象的でした。これまでの努力が形となって認められたことは、小猿さんにとっても大きな励みになったことと思います。
本校としても、小猿さんのこれまでの努力と社会貢献を大変誇りに思うとともに、今後もその明るさと行動力を生かし、さらに幅広い分野で、そして彼女らしく自由に活躍してくれることを期待しています。
